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歯周病について

今までの治療法は歯ブラシの訓練、麻酔をしての歯石とり、
歯周外科などの外科的治療をしながら、何ヶ月もかけて治療する。
しかし、歯ブラシをちょっとさぼるとまた悪化・・・などの繰り返しでした。

歯周病の除菌治療

「歯周病は歯周病菌による感染症」であるということをご存知ですか?では、なぜ感染症なのに治らないのでしょうか。 風邪やインフルエンザはウイルスによる感染症ですが、医師の指示に従ってきちんと薬を飲めば、ほとんどの場合、治ってしまいます。 では、歯周病も同じように治らないのでしょうか。どんな条件下においても同じ方法で、簡単に良い結果が生まれる方法はないものかと、 多くの歯科医師が知恵を出し合った結果生まれたのが、薬で歯周病を治すという治療法なのです。

この治療方法のポイント

ポイント
  1. 位相差顕微鏡での菌の確認
  2. 細菌の除去薬剤の内服
  3. カビとり歯磨き剤での歯磨き
  4. 除菌後の歯石とり

特に①は、非常に大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。
歯周病菌がいるのか、カビ菌が多いのか、あるいは非常にきれいなのか。位相差顕微鏡で確認しないと、お薬の選択ができないのです。

歯周病の進行を速める3つの悪玉菌

カンジダ

カビの一種で主食はコラーゲン。歯肉を食い破り体の中に進入します。 それに伴い他の細菌が体の中に進入してくるのです。 他の細菌のゆりかごやお城になります。

スピロヘータ

口臭の原因。歯肉の中で毒素を出しながら増殖します。 ウネウネとした蛇のような形の菌

運動性桿菌

口臭の原因。歯肉の中で毒素を出しながら増殖。動きが速いのが特徴

誰でも”私は入れ歯になりたくなーい!!” と、思っています。
でも、いくら歯ブラシを頑張っても、歯石をとっても、上の3つの悪玉菌がいると、皆さんや私たちの努力だけではどうにもならないことがあり、 今まで何本もの歯を抜いて(80歳で平均21本の歯を抜いているのが現状)入れ歯にする羽目になっていたのです。

ということは、上の3つの悪玉菌さえいなければ、入れ歯になる確立はグーッ!と下がるのです。
あとは、定期クリーニングによりお口の中を健康に保ち、美味しいものを美味しくたべて、豊かな生活を楽しみましょう。

歯周病は歯周病原菌による感染症です。
出来る限り、家族全員で治療にあたるのが望ましいと思われます。
治療に関しては、お薬を使用した治療法ですので、歯周内科を行っている病院でしか治療できません。
当院では、位相差顕微鏡での検査など、一切検査料はかかりませんので、定期的な歯の診断と合わせて受診していただけます。
是非一度診断していただき、早期発見・早期治療していきませんか?
詳しくはお電話にてお問い合わせを承っております。
お気軽にご連絡下さい。

トピックス

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歯周病は薬で治る

国際歯周内科研究会代表理事 生田図南著

『歯周病は薬で治る!!』

発行元 現代書林

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